麻酔 しつもんばこ
2011-05-12T02:01:32+09:00
narkome_d
麻酔に関するQ&Aとかなんとか。 まったりやってます。
Excite Blog
ここでは、麻酔に関する こんな質問に答えています
http://narkome.exblog.jp/1947550/
2010-08-18T00:50:00+09:00
2010-08-18T00:52:49+09:00
2005-10-08T16:58:15+09:00
narkome_d
未分類
・全身麻酔と局所麻酔はどのように使い分けるのですか?
・全身麻酔の方が下半身麻酔より安全と言われたのですが本当でしょうか?
・帝王切開の麻酔法は全身麻酔?
・麻酔法は選べますか?(開腹の子宮摘出術)
・麻酔法は選べますか?(緊急ではない帝王切開術)
・転移性肺腫瘍の手術の麻酔は全身麻酔ですか?
・静脈麻酔って何ですか?
・円錐切除は全身麻酔でも受けられますか?
これから麻酔を受けるのですが
・全身麻酔の危険性
・子供の全身麻酔は、いつ頃から危険性が少なくなるのでしょうか?
・脊椎麻酔(腰椎麻酔)は痛いですか?
・短時間の手術でもお小水の管は入れますか?
・高齢者の手術の是非
・謝礼はどのくらいが相場ですか?
・1カ月おきに麻酔して大丈夫ですか?
・麻酔直前にパーマは可能ですか?
・全身麻酔はいつ醒めますか?
・タバコを吸っていると、麻酔の効きが悪くなるのですか?
・全身麻酔で悪夢を見ないで済む方法はありますか?
・全身麻酔中に目が覚めてしまうことはありますか?
・手術中に麻酔は切れる?(帝王切開)
・腰椎麻酔の手術でも、指輪は外さないといけませんか?
・帝王切開では全裸になるって、本当ですか?
・なぜ、手術の前日から禁酒・禁煙が必要なのですか?
・全身麻酔の際の鼻の管は、いつ入れるのですか?
・大酒飲みは麻酔が効きにくいのですか?
・手術後の「背中のチューブ」が不安です
・カツラをしたまま麻酔を受けることはできますか?
・手術まで2カ月あります。何かやっておくことはありますか?
・予防接種から手術まで、どのくらい間をあければいいですか?
・持病を持っている場合の全身麻酔のリスクについて教えてください。
・麻酔科医はどの病院にもいるのでしょうか?
・手術後の硬膜外麻酔を延長してもらうことはできますか?
・全身麻酔というのは何本うつのですか?
麻酔後の質問(1)
・全身麻酔から醒めるときに暴れたのはなぜ?
・全身麻酔薬は今でも臭いのですか?
・全身麻酔薬の匂いには、どんな種類があるのですか?
・全身麻酔から醒める時に息が苦しくなりました
・手術後の吐気の治療法は?
・内視鏡検査の全身麻酔で、途中で目が醒めました
・手術後に、寒くないのに体が震えたのはどうしてだったのでしょう?
・全身麻酔で眠るときに、数を数えた記憶がありません。
・帝王切開中の吐き気はどうしておこるのですか?
・腰椎麻酔後に、足を曲げている感覚が残っていたのはどうして?
・自分は麻酔中に何かを口走っていなかったでしょうか?
麻酔後の質問(2) ~合併症(?)について
・脊椎麻酔後の腰痛について
・硬膜外麻酔後の腰痛(針を刺したところが痛みます)
・高齢者の全身麻酔 ~術後の様子が変なのですが
・全身麻酔後の腕のピリピリ
・麻酔後の声のかすれが治りません
・脊椎麻酔後の頭痛
・流産手術後のひどい吐き気。麻酔があわなかったのでしょうか?
・麻酔が原因で難聴になることはありますか?
その他・ちょっとした疑問など
・意識不明の患者さんは麻酔をするのですか?
・脳死した方の麻酔
・専任麻酔医師による麻酔料金について
・体質的に麻酔が効かない人は手術の時どうするのですか?
・麻酔がどうやって効くのか解明されていないって本当ですか?
・痛み止めを飲みすぎると麻酔が効きにくくなるって本当ですか?
・麻酔科医になるには どうしたらいいのですか?
・麻酔科医になるには どの大学に入ればいいですか? ←New!
・大きな手術では、輸血は必ず必要なものではないのですか?
・手術に必要な「体力」って、どういうものですか?それは鍛えられますか?
・手術前に絶食できなかった患者さんは大丈夫なんでしょうか?
・麻酔が専門の医者がいるって本当ですか?
※ 主に、全身麻酔・硬膜外麻酔・脊椎麻酔(腰椎麻酔・下半身麻酔)を
対象としています。
※ 脊椎麻酔=腰椎麻酔=(俗に言う)下半身麻酔です。
=脊髄くも膜下麻酔、と専門的には言うこともあります。
※ 自己責任の下にご参照ください。
※ ここでの直接のご質問は受け付けていません。ごめんなさい。
せっかくご質問をいただいても、すべての質問に責任を持って回答するのは
不可能だと思っているためです。ご了承ください。]]>
麻酔科医になるには どの大学に入ればいいですか?
http://narkome.exblog.jp/11742884/
2010-08-18T00:48:00+09:00
2011-05-12T02:01:32+09:00
2010-08-15T01:38:24+09:00
narkome_d
ちょっとした疑問など
将来麻酔科医になりたいと思っています.
どの大学に入るのがいいのでしょうか?高校1年です.
A;
医学部医学科であれば
どの大学でも大丈夫です.
どの医学部医学科でも,
卒業して国家試験に合格すれば
麻酔科医への道を選択することができます.
医学生時代には,麻酔科学よりもむしろ
それ以外の学問(生理学や薬理学などの基礎医学・
内科学や外科学や産婦人科学などの臨床医学)を
きちんと勉強しておくことを是非にお勧めします.
麻酔科医にはそういった麻酔科学以外の知識が
実に広く必要なのです。
そういう訳ですので,
将来麻酔科医になりたいからといって
入学するのに大きな麻酔科がある大学を選ぶ必要は
ないとわたしは思います.
入学できるところ,通いやすいところ,
親御さんのご負担が少ないところ,などから考えてはいかがでしょうか.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
医学部を卒業して初期研修を終えてから
どこかの大学の麻酔科医局に所属(入局)して
大学あるいは他の病院などに派遣されることが
今は一般的かと思います.
少なくともわたしが現在所属している大学の麻酔科医局では
卒業大学によって進路や派遣先が左右されることは全くありません
(そんな大学麻酔科もあるのだなと思っていていただければと思います).
医学生になって基礎医学や臨床医学の各科(内科や外科など)を学びながら,
興味のある大学や病院の麻酔科ができたら,
連絡をとってみてはいかがでしょうか.
まずは医学部医学科への入学ですね.
将来御一緒にお仕事できたら嬉しいです.
参考;
・麻酔科医になるには どうしたらいいのですか?
・麻酔が専門の医師がいるって本当ですか?
]]>
全身麻酔というのは何本うつのですか?
http://narkome.exblog.jp/9622892/
2009-04-24T21:48:00+09:00
2009-04-25T11:27:22+09:00
2009-04-20T17:19:20+09:00
narkome_d
これから麻酔を受けるのですが
こんど腰のヘルニアで手術を受けることになりました。
全身麻酔だそうですが
麻酔の注射は何本うたれることになるのでしょうか。
正直なところ、注射が苦手なので今から気が重いです。
A;
体にうつ針は、通常は1本です。
(本番の全身麻酔の前に「麻酔の準備」にと
肩かお尻に注射をもう1本打つこともありますが、
それを行っている病院は、今では少数派です。)
手術数時間前からあるいは手術の直前から行う
「点滴の針」一本をしばらく腕に刺したままにしておくことになりますが、
必要な薬はその一本から何種類でも投与できるのです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
蛇足ですが、
針は一本ですが麻酔薬は何種類も使用することが多いです。
眠る薬・筋肉を柔らかくする薬・痛み止め(時に2~3種類、あるいはそれ以上)
加えて必須なのが脱水を防ぐための水分の点滴、
また必要に応じて心臓をサポートする薬などなど。
患者さんの体格だけでなく年齢や持病や手術の進行具合などに合わせて
常に状況を判断しながらそれら種々の薬を細かく調節しつつ
麻酔を行っているのが専門の麻酔科医です。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
なお、腰のヘルニアの手術でしたら針は通常は一本ですが、
大きな手術(出血量が多い手術や心臓の手術など)や
重い持病をお持ちの方
(ひどい心筋梗塞を起こしたことがあって歩くのもしんどいような方など)、
などでは点滴の種類や本数が増えることがあります。
しかしその場合でも大抵は全身麻酔がかかって眠ってから追加の針を刺すことが多いです。
患者さんの具合や手術の内容によって変わってきますので、
正確なところは主治医の先生や麻酔担当医にお聞きになってください。]]>
手術後の硬膜外麻酔を延長してもらうことは出来ますか?
http://narkome.exblog.jp/9279555/
2009-02-04T20:33:00+09:00
2011-01-22T16:50:48+09:00
2009-02-01T16:35:16+09:00
narkome_d
これから麻酔を受けるのですが
こんど2回目の帝王切開を受けます。
1回目の帝王切開のときには
背中に痛み止めのチューブを入れてもらいました。
手術した夜はほとんど痛くなかったのに、
次の日の朝にチューブを抜いてからは激痛が襲ってきて
大変な思いをしました。
思ったのですが、あのチューブを
もっと長い間入れておくことはできないものなのでしょうか?
チューブを抜くのが今からこわいです。
A;
痛み止めのチューブとは、
硬膜外麻酔のカテーテル(硬膜外カテーテル)のことですね。
主治医の先生・麻酔科医師と、ぜひ御相談下さい。
ご希望により可能な場合もあると思います。
帝王切開の後のチューブは
もう少し長い間(2~3日)入れておく病院も多くあります。
確かに2~3日間入れておければ、
傷の痛みがだいぶ治まってからチューブを抜くことになるので
お母さんは楽に過ごしていただけるのではないかと思います。
しかし最近では、以前(2~3日入れておく)よりも早め(一晩)で
チューブを抜く病院が増えました。
足の血管が詰まってしまう(エコノミークラス症候群)のを予防するために
血を固まりにくくする予防薬を使うことが増えたため、
予防薬を手術後に始める前に
硬膜外カテーテルを抜いた方が安全な場合も多いからです。
前回の帝王切開で翌朝に抜かれた理由はわかりませんが、
上記の理由の他には、
硬膜外カテーテルを翌朝以降も入れておくと
痛み止めが足にも効いてしまう場合があり、その場合には
足に力がうまく入らなくて歩きにくかったり転びやすかったりして
危ないことがあるので、それを嫌って
すべての患者さんで早めにカテーテルを抜いたほうがいいと考える先生もいる
という理由によるのかもしれません。
また実際に使ってみて副作用(血圧低下や嘔吐、足のしびれ)が強く出る場合には
個々の場合により硬膜外麻酔を早めに中止することもありえます。
最近では薬の工夫などにより
硬膜外麻酔がなくても腰椎麻酔(脊椎麻酔)だけでも
長い時間の痛みを和らげられるようにしている病院もあるようです。
それらも含めて、病院のシステムなどの事情にもよりますから一概には言えませんが、
なるべく術後の痛みを抑えたいというご希望を伝えて
ぜひ主治医の先生・麻酔科担当医とご相談してみてください。]]>
円錐切除は全身麻酔でも受けられますか?
http://narkome.exblog.jp/9084594/
2008-12-22T00:53:00+09:00
2008-12-22T01:20:56+09:00
2008-12-19T23:22:48+09:00
narkome_d
麻酔法
子宮頚部の上皮内癌とわかり、円錐切除を受けることになりました。
腰椎麻酔で行うと説明されました。
以前に虫垂炎で腰椎麻酔を受けた時に
麻酔の後遺症(?)の頭痛でとてもしんどかったので
正直気が重いのですが、
円錐切除は全身麻酔で受けることはできないのでしょうか?
A;
円錐切除を全身麻酔で行っている病院も数多くあります。
まずはおかかりの先生に相談してみてください。
ちなみにわたしの勤めている病院では、
患者さんのご希望にもよりますが
全身麻酔でこの手術を受ける患者さんの方が多いです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
腰椎麻酔(=脊椎麻酔)よりも全身麻酔の方が危険なのではと
心配する声はよく耳にします。しかし実は、
特に持病をお持ちの方でなければ
専門の医師(麻酔科医)が麻酔を担当する場合には
全身麻酔だからと言って特別危険性が高くなるということはありません
(言い換えると、腰椎麻酔でも全身麻酔を受けるのと同じくらいの
危険性を覚悟しなくてはいけないということでもあるのですが)。
それを踏まえたうえでご説明すると、
どんな麻酔方法がいいのかというのは
・手術の内容
・患者さんの状態(持病など)
・病院のシステム
・患者さんのご希望
によって変わってきます。
原則として上の方がより重要となることが多いです。
このうち手術内容に関しては、
(傷のところに麻酔薬を打つような局所麻酔で行えるごく小さい手術を除くと)
全身麻酔で行わない方がいいものは実はごく一部です
(例えば内視鏡の前立腺手術や帝王切開がそれにあたります)。
それ以外でしたら、「手術だけに関して言えば」
腰椎麻酔で行える手術ならば全身麻酔でもかまわない
(医学的には同等の危険性である)場合がほとんどです。
次に、持病をお持ちの方などではそれを考慮する必要があります。
円錐切除術の場合ですと、
喘息をお持ちの方、またとても太った方などでは
全身麻酔を避けた方がいい場合があります。
また妊婦さんの場合にはまず腰椎麻酔の方がいいでしょう。
逆に、腰椎の病気(腰椎椎間板ヘルニアなど)や
パニック障害をお持ちの方などでは全身麻酔を
勧められるかもしれません。
また意外かもしれませんが、個々の病院が持つシステムによっても
どの麻酔方法がいいのかは変わってくることがあります。
例えばその病院の麻酔担当の先生が全身麻酔に慣れていない場合、
術後を看る看護師さんの体制が全身麻酔にあまり適さない場合、
などはそれによってお勧めの麻酔方法が決まってくることがあるのです。
また、麻酔料金は全身麻酔の方が高くなりますので、
経済的なお悩みをお持ちの方には
(どちらの麻酔でも危険性は同程度と医学的に考えられる場合にのみ)
腰椎麻酔をお勧めすることもあります。
そのような要素も含めて、ご希望を踏まえた上で麻酔方法を決定することになります。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
まずは担当医にご相談ください。
不安が少しでも解消されて手術に臨めますように、お祈りしています。]]>
麻酔科医はどの病院にもいるのでしょうか?
http://narkome.exblog.jp/8825849/
2008-10-27T22:11:00+09:00
2008-10-29T23:20:02+09:00
2008-10-26T18:12:08+09:00
narkome_d
これから麻酔を受けるのですが
外科があって手術をしている病院には
麻酔科医は普通いるのですか?
かかっている病院の看板には麻酔科とは書いてありませんでした。
手術を受ける方向で話を進めているのですが
病気持ちなので麻酔も心配です。
外科の先生ともまだよくお話していません。
A;
おかかりの病院には、常勤の麻酔科医はいないかもしれません。
麻酔科学会認定病院というものがあります。
麻酔科専門医が常勤でいる(常駐している)病院です
(認定には他の条件もいくつかあります)。
全国に800弱しかありません。
こちらから検索できるので、
おかかりの病院がここにあれば、常勤の麻酔科医はいるはずです
(ここのリストになくても常勤がいる病院もありますので、
正確なところは外科の先生にお問い合わせください)。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
常勤の麻酔科医がいない病院での大きな手術は、
麻酔科医を他の病院からその日だけ呼ぶか
あるいは外科の先生が麻酔も担当するか、で手術を行なうこととなります。
麻酔だけに関して言うならば、
わたしは麻酔科医が常勤している認定病院が
一般的にはより安全だと思います。
麻酔は本来、手術当日だけのものではなく
手術前に患者さんとお会いして話すことから始まり
手術の後のフォローまで専門家が担当して初めて
きちんとした麻酔になるものだからです。
しかし、まずは手術あっての麻酔です。
どの病院でも受けられるような手術ばかりだとは限らないでしょう。
ですから現実的には、手術をする外科の先生を信頼して
手術をお決めになることが大事だと思います。
その外科の先生を信頼しているのであれば
麻酔に関しても是非ご相談してみてください。
麻酔は誰が(常勤麻酔科医か非常勤か外科の先生か)
担当することになるのか、
あなたの持病はそれで大丈夫だと判断されているのかどうか。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
外科手術が行われる病院すべてに
常勤の麻酔科医がいることがもちろん理想です。
しかし現実的には麻酔科医が足りなすぎるため
そういうわけにはいかないことを、心苦しく思っています。
重い持病をお持ち、あるいは麻酔に関して不安をお持ちであれば、
手術を受ける病院をまだ決めていない場合には
麻酔科学会認定病院もぜひ選択肢の一つとして考えてみてください。]]>
自分は麻酔中に何かを口走っていなかったでしょうか?
http://narkome.exblog.jp/8655561/
2008-09-23T14:32:00+09:00
2008-09-23T23:17:18+09:00
2008-09-23T14:32:42+09:00
narkome_d
麻酔後の質問
麻酔が終わった後に、
「何か夢を見てましたか?」と訊かれてしまいました。
実際はぐっすり寝ていたので何も覚えていないのですが、
自分はひょっとして何かを口走っていたのかと
今になって心配になってきました。
麻酔中にあらぬことを口走ったりする人もいるんでしょうか?
A;
「何か夢を見ていませんでしたか」
「眠っている間に何か聞こえたような記憶はありますか?」
などというのは、
原則として全身麻酔の患者さん全員にお訊ねする、
一般的な質問です。
何か口走っていたから訊いているわけではないと思います。
ご安心ください。
全身麻酔中に患者さんが起きていなかったかどうかというのは、
現在の医学では麻酔中に知ることはできません。
麻酔が終わった後にご本人におききしないと確実なところはわからないのです。
それで、麻酔が終わった後にそういう質問をされたのだと思います。
麻酔中に起きてしまっていると、ひどい場合には
それが原因でPTSDになってしまう患者さんもいらっしゃるので、
「麻酔の後に手術中の記憶がなかったかどうか」を麻酔科医が訊ねるのは
PTSDへ対処するためにも必要なことだと言われています。
以下を参考に;
全身麻酔中に目が覚めてしまうことはありますか?
内視鏡検査の全身麻酔で、途中で目が醒めました
静脈麻酔って何ですか?]]>
腰椎麻酔で手術中に、足を曲げている感覚が残っていたのはどうしてだったのでしょう。
http://narkome.exblog.jp/8499878/
2008-08-24T22:30:00+09:00
2008-08-25T09:28:17+09:00
2008-08-24T22:40:15+09:00
narkome_d
麻酔後の質問
以前、腰椎麻酔を受けたときのことです。
注射をするときに、足を抱えるようにして注射をしますよね。
麻酔が効いてくると、腰から下の感覚はなくなってくるのですが、
足を曲げている感覚が消えず、
とても気持ちが悪かったという記憶があります。
腰から下の感覚は麻痺しているのに、
なぜ足を曲げている感覚が残っているのでしょうか?
それとも、ただの錯覚なのでしょうか?
A;
同様の質問を、実際の患者さんからよくいただきます。
麻酔の注射が終わった後に
仰向けになって足をまっすぐに伸ばしているのに
「足を曲げている感覚」が残って、とてもへんな感じなんですよね。
麻酔薬を注入した時には足を曲げていましたよね?
足がその姿勢のままでいるのだと、
脳が錯覚を起こしてしまっているのです。
麻酔がかかってしまうと、脳が「麻酔がかかった部分が
いまどんな姿勢でいるのかわからなくなってしまう」ので、
わかっていた最後の記憶(麻酔がかかり始めたときの姿勢)をたよりに
今の足の状態を想像している、ということのようです。
]]>
「麻酔が専門」の医者がいるって本当ですか?
http://narkome.exblog.jp/8365543/
2008-07-30T15:45:00+09:00
2010-08-18T00:58:54+09:00
2008-07-30T15:55:45+09:00
narkome_d
ちょっとした疑問など
麻酔が専門の医者がいるって本当ですか?
A;
本当です。
「麻酔科医」といいます。
ほとんど一日中手術室の中にいて
手術の麻酔を専門にしている医師が
日本には約7000人います。
内科の医師は約10万人弱、外科医は3万人弱、
整形外科医が約2万人、産婦人科医が1万人くらいでしょうか。
これらの科と比較すると少ない数ですが、
大きな総合病院には必ずいるといって過言ではないのが麻酔科医です。
「麻酔」というと、歯医者さんの麻酔のように
傷の場所、あるいは傷の近くに麻酔薬を打って
傷の場所を痛くなくすような麻酔を
まず連想する方が多いかと思います。
それももちろん麻酔の一種なのですが、
しかし麻酔科医が主に専門とするのは
点滴やガスの吸入などで手術中にずっと投与しつづけるような麻酔です。
そういった麻酔というのは、
ちょっとでも多すぎれば患者さんの体に負担がかかりすぎるし
麻酔からなかなか醒めなくなる、
逆に少なすぎても
患者さんの体に大きなストレスがかかることになるし
全身麻酔なのに手術中に目が覚めてしまうということも起きかねない、
また重い持病をお持ちの患者さんなどでは
ちょうどいい量の麻酔にさえ体が耐えられなくて
他の薬(たとえば心臓の力を強めるような薬)が
必要になることもあります。
だから手術の進み具合と患者さんの状態を常に見守りながら、
刻々と変化する手術によるダメージの大きさと
お身体の状態と麻酔薬とのバランスがうまくとれるように、
手術中ずっとつきっきりで麻酔を調節している専門の麻酔科医が
現在の手術では必要なことが多いのです。
昔は外科の先生が麻酔も担当することがよくありました。
ですので、「専門の医師でなくても麻酔は簡単に行える」
と考える風潮も以前にはありました。
しかし昔は例えば脳外科や整形外科の手術も
外科の先生が行っていた時代があったのです。
それが今では専門が細かくなったことで、
そのぶんの高い医療技術が実現しました。
脳外科の手術は脳外科の先生にお願いしたい、
整形外科の手術は整形外科の先生にお願いしたいと思うのが
今では普通の考えだと思うのですが、それと同じように
「麻酔は麻酔を専門としている麻酔科医が担当するのが
最も安全だろう」と考えるのが今では一般的だと思います。
高い医療技術と先ほど申しましたが、
近年は重い持病をお持ちの患者さんが手術を受けることが
昔よりもだいぶ増えました。
20年前には65歳以上は高齢者として
慎重にあたらなくてはならないとなっていたのが、
今では65歳の手術患者さんはどちらかというと
「まだお若い」という印象です。
透析を受けている患者さん、
心筋梗塞をしたことがあって激しい運動はできない患者さん、
90歳をこえた患者さん、・・・
例を挙げればきりがありませんが、
そういった「難しい」患者さんが増えてきたことも
麻酔科医が必要とされる理由です。
しかし残念ながら日本では麻酔科医の絶対数が不足しているために、
麻酔科医がすべての手術麻酔を担当できていないのが現状です。
すべての手術患者さんに
少しでも安全に手術を受けていただけるようにと
願ってやみません。
参考; 麻酔科医になるには どうしたらいいのですか?
]]>
帝王切開中の吐き気はどうしておこるのですか?
http://narkome.exblog.jp/8165991/
2008-06-25T21:49:34+09:00
2008-06-25T21:49:55+09:00
2008-06-25T21:49:55+09:00
narkome_d
麻酔後の質問
帝王切開の最中に、気持ち悪くなりました。
原因は何なのでしょうか?
A;
局所麻酔(腰椎麻酔や硬膜外麻酔)での帝王切開では、
手術中に吐き気がでることがしばしばあります。
お辛かったこととは思いますが、心配要らないものがほとんどです。
ご質問の「原因」ですが、吐き気がでたのがいつかによって
原因はだいぶ変わってきます。
「麻酔が終わった後から赤ちゃんが生まれるまで」に出る吐き気は主に、
麻酔のために血圧が下がることが原因です。
妊婦さんはそうでない方に比べて麻酔による血圧低下が出やすいのです。
ただしそれに備えてお薬(血圧を上げることで吐き気を根本的に治す薬です)は
すぐ使えるように準備してありますし、
使えばすぐに治ることがほとんどですので、
心配しないで「気持ち悪いです」と伝えるようにしてください。
「赤ちゃんが生まれてから手術が終わるまで」の場合には、
後陣痛あるいは子宮への刺激が原因となることが多いようです。
子宮というのは刺激されると吐き気がでやすい臓器なのです。
出血を止めるために強い後陣痛を薬で人工的に起こしたり、
あるいは子宮を持ち上げたり刺激したりするので
吐き気がでることがあります。
これには吐き気止めの薬を使うこともできますし、
あるいは赤ちゃんが生まれた後に、眠る薬の点滴を使うと
吐き気も感じずに眠っている間に終わることがほとんどです。
「手術が終わってから」の場合には原因はさまざまです。
多いのは、子宮への手術の刺激がまだ残っていること、
後陣痛を起こす薬を引き続き使っていること、
麻酔薬の影響(特に硬膜外の管から薬を注入して
術後の痛みを取っている場合)などです。
吐き気への対処は状況によって変わりますし、
まずは担当の先生とご相談することをお勧めします。]]>
持病を持っている場合の全身麻酔のリスクについて教えて下さい。
http://narkome.exblog.jp/7944373/
2008-05-21T06:47:00+09:00
2008-05-21T11:11:19+09:00
2008-05-21T11:11:19+09:00
narkome_d
これから麻酔を受けるのですが
私は先天的な脳血管の病気で放射線治療を受けました。
まだ完治していなくて、
今後の検査結果により治療を追加するかもしれない状態です。
しかし症状は全くなく、普通に暮らしています。
今回、胆石症がみつかり内科の先生に手術を勧められました。
脳外科の主治医には胆嚢摘出手術の話をして
大丈夫だと言われていたのですが、
外科を受診したところ
「全身麻酔は通常でもリスクがあるが、あなたの病気はリスクが高すぎるので
癌などでなければ今すぐ手術の必要性はない」と言われ手術中止となりました。
私としては、先々の不安もあり手術するつもりでいたのですが…
脳血管の持病があると、全身麻酔はそれほど危険なのでしょうか?
持病が100%完治するまで私は全身麻酔を受けられないのでしょうか?
A;
持病がある患者さんでの全身麻酔は、それがない患者さんの全身麻酔よりも
少し危険性が高くなります。
その「少し」をどう考えるかで、手術するか否かを決めることになるわけです。
可能性としては「少し」でも、あなたの病気では手術中に
やむを得ない経過などで頭蓋内出血が生じれば
命にかかわる大変なことになりますので、
躊躇する外科の先生のお気持ちもごもっともだとは思います。
あなたの具合の詳細がわかりませんので、この一般論以上のことは
ここでは申し上げることはできません。
他の意見も聞きたいということでしたら他の病院の外科の先生に相談するか
麻酔科の診察を受けるかをお勧めします。
いずれにしても今おかかりの脳外科と内科の先生から
紹介状を書いてもらうといいでしょう。
---------------------------------------------
必要ではない手術というのは存在しませんが、
必要度というものはやはり存在します。
1);手術しないとすぐにでも命の危険が生じる手術
(大けがで大出血している場合や、
腸がつまって破裂し全身に菌が広がってしまっている場合など)
2)-1;手術すれば根治できる癌の手術
(手術しなければ数年の命なのが、
手術すれば天寿を全うできるであろう場合など)
2)-2;近いうちに命の危険が生じてしまうのを予防する手術
(放っておけばほぼ確実に腸閉塞になりそうな状態を
改善する手術など)
2)-3;すぐには命にはかかわらないけれど、
手術しないと生活がとても不便な場合
(骨折していて、手術しないと何週間も寝たきりになっている間に
他の病気になってしまう心配がある場合など)
3)-1;命にはかかわらないし手術しないと生活できないわけではないけれど、
生活に支障がでているような場合
(ひどい腰痛であまり出歩けないような場合など)
3)-2;今すぐ命にはかかわらないけれど、
手術しておくと将来大きな病気になることを予防できるであろう場合
4)手術しないととても生活が不便というわけではないけれど
手術することで病気自体をよくして生活の質を上げることができる手術
考え方により順序が多少変わるかもしれません
(特に3-2は予防できる疾患によってはもっと上になるかもしれません)が、
とてもおおざっぱに言うとだいたい、上の方がより必要だと考えられるわけです。
このうち1)の場合には、たいていはどんな重症な持病をお持ちの方でも
手術は行われます。
2)の場合にも、重症な持病をお持ちでも(患者さんが希望すれば)
ほとんどのケースが手術にもっていかれると思います。
ですのでご質問の
>持病が100%完治するまで私は全身麻酔を受けられないのでしょうか?
については
脳外科の先生のそのお話のしかただと恐らく2)についても
手術は受けられると思います。
3以降については、
患者さんが「わずかでも手術によって頭蓋内出血する危険があるのを承知して」
そのうえで手術を強く望むのであれば、手術が行われることもあるかもしれません。
あなたの場合にもうひとつ考えなければいけないのは時間の要素です。
>今後の検査結果により治療を追加するかもしれない状態
じきに持病が今よりもいい状態になることが望める、というというのであれば
それを待つことは、麻酔の危険性を低くするためには
とても重要なことだと思います。
例えば、インフルエンザで40℃の熱が出れば、たとえ癌の手術でも
治るまで延期しましょうとなります。
これと同様に、時を待つことでリスクを減らすことができるのなら
(待つことで病気が進むというリスクと天秤にかけながらですが)
待つことも選択肢のひとつとなるでしょう。
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麻酔の副作用で難聴になることはありますか?
http://narkome.exblog.jp/7692976/
2008-04-13T00:23:00+09:00
2008-04-13T01:11:57+09:00
2008-04-13T01:11:57+09:00
narkome_d
麻酔の合併症?
麻酔の副作用で難聴になることはありますか?
A;
腰椎麻酔(=脊椎麻酔)が原因で
聞こえが悪くなることが稀にあります。
ただしほとんどの場合、一時的なものです。
また、本当に麻酔が原因だとは
言い切れない場合もあります。
手術後に「麻酔が原因でない難聴」になることもあるからです。
診断のためには最低限、
耳鼻科と麻酔科の診察が必要でしょう。
「腰椎麻酔後の頭痛」と同様に
一時的なもので数日で治ることが多いため、
基本的には時間がたって治るのを待つのが
一番いい薬のように思います。
治りが悪い場合には治療を行うことがあるかもしれません。
---------------------------------------------------------
蛇足ですが、
麻酔による難聴だったとしても
恐らくは避けられない副作用だったはずです
(いわゆる“医療ミス”ではないと思います)。
また、麻酔を受ける前に「難聴の副作用が出る可能性がある」という
説明を受けなかったとしても、
それはごく稀な副作用なので
説明をしなかったことをあまり非難することはできないと思います。
実際の医療現場でも、そこまでは説明しないことがほとんどです。 ]]>
予防接種から手術まで、どのくらい間をあければいいですか?
http://narkome.exblog.jp/7515540/
2008-03-19T00:02:00+09:00
2008-03-19T00:28:28+09:00
2008-03-19T00:09:12+09:00
narkome_d
これから麻酔を受けるのですが
予防接種を受けると
すぐには手術ができないと聞きました。
インフルエンザの予防接種を受けた時には、
手術までにどのくらい間があいていれば大丈夫ですか?
A;
予防接種を受けてから手術までどのくらい開ければいいのかは、
決まりを作っている病院もあり、その期間は病院によって多少違います。
ですので手術を受ける科の主治医の先生に
お問い合わせいただくのが確実です。
標準的なところでは、
--------------------------------
生ワクチン;4週間
ポリオ、麻疹、風疹
MRワクチン、BCG
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
水痘(水ぼうそう)
--------------------------------
不活化ワクチン;2週間
三種混合、インフルエンザ
日本脳炎、B型肝炎
肺炎球菌、Hib
--------------------------------
としているところが多いようです。
ご質問のインフルエンザは不活化ワクチンですので、
2週間あいていれば大丈夫な病院がほとんどと思います。
予防接種による副反応(発熱など)が出るかもしれない時期に
手術を受けてしまうと、副反応がでてしまってもわからなくて困る、
というのが、この期間をあける主な理由だと言われています。
(かつては、手術や麻酔により免疫が落ちてしまうので
間をあけないと良くないと言われていました)
もしこれを知らずに手術予定日の前に
あまり間をあけずに予防接種を受けてしまった時でも、
予防接種の種類や手術の内容によっては
問題なく手術を受けられる場合もありますので、
主治医や麻酔科担当医と相談してみてください。
(ただし生ワクチンを接種後にはより注意が必要ですので、
最低3週間はあいていた方がよろしいかはと思います。)
緊急手術の場合には
予防接種を理由に手術を延期ということはまずありませんし、
間があいていないことを心配しなくていい場合がほとんどです。
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流産手術後のひどい吐き気。麻酔があわなかったのでしょうか?
http://narkome.exblog.jp/7080413/
2008-01-26T00:26:00+09:00
2008-01-26T01:10:26+09:00
2008-01-26T01:10:26+09:00
narkome_d
麻酔の合併症?
今日、流産手術を静脈麻酔で受けてきました。
目が覚めた直後から吐き気がひどく、
10時間くらいたちますが、まだ気持ち悪いです。
麻酔があわなかったのでしょうか?
これはいつまで続くのでしょうか?
A;
大変な手術だったのに吐き気もひどいとのこと、
さぞかしお辛いこととお察しします。
一般的に、子宮や卵巣へ刺激が加わると
吐き気が生じることが多いものなのです。
辛いですが、長くてせいぜい一晩くらいではないかと思います。
きっと明日の朝は、今よりだいぶ楽になっていますよ。
もし今、他のページも見られるようでしたら、
「手術後の吐き気の治療法は?」も参考にしてみてください。
麻酔が合わなかったことを心配する必要はほとんどありませんが、
もし次回に麻酔をうける機会があったら
「流産手術の術後に吐き気がひどくて辛かった」と
担当麻酔科医に伝えていただくと、
より吐き気を生じにくいような麻酔法を
考慮してもらえるかもしれません。
お大事にしてくださいね。]]>
手術前に絶食できなかった患者さんは大丈夫なんでしょうか?
http://narkome.exblog.jp/6489158/
2007-11-01T23:05:00+09:00
2007-11-01T23:40:59+09:00
2007-11-01T23:40:20+09:00
narkome_d
ちょっとした疑問など
手術する前には、麻酔のために
半日以上前から絶食するのだと聞きました。
でも、緊急手術で同じように全身麻酔する患者さんは
半日も絶食していない人が多いと思うんですが、
麻酔をかけても大丈夫なんでしょうか?
A;
緊急に手術となったために
麻酔前に絶食ができなかった患者さんでは、
麻酔の危険性が高くなります。
ですのでその危険性と緊急度とを天秤にかけなくてはならないのです。
今すぐ必要な手術であれば危険ではあるけれどすぐに麻酔、となるし、
ある程度(半日程度でも)遅くなってもかまわない手術であれば
開始時間を遅らせてからの手術とすることもあります。
絶食ができなかったときに危険なのは、
全身麻酔で寝た直後に嘔吐すると吐物が肺に流れ込んで
重症の肺炎(誤嚥性肺炎;ごえんせいはいえん)を起こすことがあるからです。
絶食ができなかったときにその肺炎を防ぐような技術はもちろんありますが
確実ではないことと種々の合併症がありますので、
やはり絶食できるものならした方が
肺炎予防の点からは安全なのです。
ただ、絶食していない場合でも数百人に一人程度の頻度ですので
(患者さんは)過度の心配は不要と思います。
ちなみに絶食している場合でもこの肺炎は完全には防げず、
およそ数千人に一人で発症すると言われています。]]>
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