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ここでは、麻酔に関する こんな質問に答えています

麻酔法は?
  ・全身麻酔と局所麻酔はどのように使い分けるのですか?
  ・全身麻酔の方が下半身麻酔より安全と言われたのですが本当でしょうか?
  ・帝王切開の麻酔法は全身麻酔?
  ・麻酔法は選べますか?(開腹の子宮摘出術)
  ・麻酔法は選べますか?(緊急ではない帝王切開術)
  ・転移性肺腫瘍の手術の麻酔は全身麻酔ですか?
  ・静脈麻酔って何ですか?
  ・円錐切除は全身麻酔でも受けられますか?

これから麻酔を受けるのですが
  ・全身麻酔の危険性
  ・子供の全身麻酔は、いつ頃から危険性が少なくなるのでしょうか?
  ・脊椎麻酔(腰椎麻酔)は痛いですか?
  ・短時間の手術でもお小水の管は入れますか?
  ・高齢者の手術の是非
  ・謝礼はどのくらいが相場ですか?
  ・1カ月おきに麻酔して大丈夫ですか?
  ・麻酔直前にパーマは可能ですか?
  ・全身麻酔はいつ醒めますか?
  ・タバコを吸っていると、麻酔の効きが悪くなるのですか?
  ・全身麻酔で悪夢を見ないで済む方法はありますか? 
  ・全身麻酔中に目が覚めてしまうことはありますか?
  ・手術中に麻酔は切れる?(帝王切開)
  ・腰椎麻酔の手術でも、指輪は外さないといけませんか?
  ・帝王切開では全裸になるって、本当ですか?
  ・なぜ、手術の前日から禁酒・禁煙が必要なのですか?
  ・全身麻酔の際の鼻の管は、いつ入れるのですか? 
  ・大酒飲みは麻酔が効きにくいのですか?
  ・手術後の「背中のチューブ」が不安です
  ・カツラをしたまま麻酔を受けることはできますか? 
  ・手術まで2カ月あります。何かやっておくことはありますか?
  ・予防接種から手術まで、どのくらい間をあければいいですか?
  ・持病を持っている場合の全身麻酔のリスクについて教えてください。 
  ・麻酔科医はどの病院にもいるのでしょうか? 
  ・手術後の硬膜外麻酔を延長してもらうことはできますか?
  ・全身麻酔というのは何本うつのですか? 

麻酔後の質問(1)
  ・全身麻酔から醒めるときに暴れたのはなぜ?
  ・全身麻酔薬は今でも臭いのですか?
  ・全身麻酔薬の匂いには、どんな種類があるのですか?
  ・全身麻酔から醒める時に息が苦しくなりました
  ・手術後の吐気の治療法は? 
  ・内視鏡検査の全身麻酔で、途中で目が醒めました 
  ・手術後に、寒くないのに体が震えたのはどうしてだったのでしょう?
  ・全身麻酔で眠るときに、数を数えた記憶がありません。 
  ・帝王切開中の吐き気はどうしておこるのですか?
  ・腰椎麻酔後に、足を曲げている感覚が残っていたのはどうして?
  ・自分は麻酔中に何かを口走っていなかったでしょうか? 

麻酔後の質問(2)  ~合併症(?)について
  ・脊椎麻酔後の腰痛について
  ・硬膜外麻酔後の腰痛(針を刺したところが痛みます)
  ・高齢者の全身麻酔 ~術後の様子が変なのですが
  ・全身麻酔後の腕のピリピリ
  ・麻酔後の声のかすれが治りません
  ・脊椎麻酔後の頭痛
  ・流産手術後のひどい吐き気。麻酔があわなかったのでしょうか?
  ・麻酔が原因で難聴になることはありますか?

その他・ちょっとした疑問など
  ・意識不明の患者さんは麻酔をするのですか?
  ・脳死した方の麻酔
  ・専任麻酔医師による麻酔料金について
  ・体質的に麻酔が効かない人は手術の時どうするのですか?
  ・麻酔がどうやって効くのか解明されていないって本当ですか?
  ・痛み止めを飲みすぎると麻酔が効きにくくなるって本当ですか? 
  ・麻酔科医になるには どうしたらいいのですか?
  ・麻酔科医になるには どの大学に入ればいいですか?  ←New!
  ・大きな手術では、輸血は必ず必要なものではないのですか?  
  ・手術に必要な「体力」って、どういうものですか?それは鍛えられますか? 
  ・手術前に絶食できなかった患者さんは大丈夫なんでしょうか?
  ・麻酔が専門の医者がいるって本当ですか?

※ 主に、全身麻酔・硬膜外麻酔・脊椎麻酔(腰椎麻酔・下半身麻酔)を
       対象としています。
※ 脊椎麻酔=腰椎麻酔=(俗に言う)下半身麻酔です。
    =脊髄くも膜下麻酔、と専門的には言うこともあります。
※ 自己責任の下にご参照ください。
※ ここでの直接のご質問は受け付けていません。ごめんなさい。
   せっかくご質問をいただいても、すべての質問に責任を持って回答するのは
   不可能だと思っているためです。ご了承ください。
# by narkome_d | 2010-08-18 00:50

麻酔科医になるには どの大学に入ればいいですか?

Q;
将来麻酔科医になりたいと思っています.
どの大学に入るのがいいのでしょうか?高校1年です.


A;
医学部医学科であれば
どの大学でも大丈夫です.
どの医学部医学科でも,
卒業して国家試験に合格すれば
麻酔科医への道を選択することができます.

医学生時代には,麻酔科学よりもむしろ
それ以外の学問(生理学や薬理学などの基礎医学・
内科学や外科学や産婦人科学などの臨床医学)を
きちんと勉強しておくことを是非にお勧めします.
麻酔科医にはそういった麻酔科学以外の知識が
実に広く必要なのです。

そういう訳ですので,
将来麻酔科医になりたいからといって
入学するのに大きな麻酔科がある大学を選ぶ必要は
ないとわたしは思います.
入学できるところ,通いやすいところ,
親御さんのご負担が少ないところ,などから考えてはいかがでしょうか.

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

医学部を卒業して初期研修を終えてから
どこかの大学の麻酔科医局に所属(入局)して
大学あるいは他の病院などに派遣されることが
今は一般的かと思います.
少なくともわたしが現在所属している大学の麻酔科医局では
卒業大学によって進路や派遣先が左右されることは全くありません
(そんな大学麻酔科もあるのだなと思っていていただければと思います).
医学生になって基礎医学や臨床医学の各科(内科や外科など)を学びながら,
興味のある大学や病院の麻酔科ができたら,
連絡をとってみてはいかがでしょうか.

まずは医学部医学科への入学ですね.
将来御一緒にお仕事できたら嬉しいです.


参考;
・麻酔科医になるには どうしたらいいのですか?
・麻酔が専門の医師がいるって本当ですか?
# by narkome_d | 2010-08-18 00:48 | ちょっとした疑問など

全身麻酔というのは何本うつのですか?

Q;
こんど腰のヘルニアで手術を受けることになりました。
全身麻酔だそうですが
麻酔の注射は何本うたれることになるのでしょうか。
正直なところ、注射が苦手なので今から気が重いです。


A;
体にうつ針は、通常は1本です。

(本番の全身麻酔の前に「麻酔の準備」にと
 肩かお尻に注射をもう1本打つこともありますが、
 それを行っている病院は、今では少数派です。)

手術数時間前からあるいは手術の直前から行う
「点滴の針」一本をしばらく腕に刺したままにしておくことになりますが、
必要な薬はその一本から何種類でも投与できるのです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

蛇足ですが、
針は一本ですが麻酔薬は何種類も使用することが多いです。
眠る薬・筋肉を柔らかくする薬・痛み止め(時に2~3種類、あるいはそれ以上)
加えて必須なのが脱水を防ぐための水分の点滴、
また必要に応じて心臓をサポートする薬などなど。
患者さんの体格だけでなく年齢や持病や手術の進行具合などに合わせて
常に状況を判断しながらそれら種々の薬を細かく調節しつつ
麻酔を行っているのが専門の麻酔科医です。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

なお、腰のヘルニアの手術でしたら針は通常は一本ですが、
大きな手術(出血量が多い手術や心臓の手術など)や
重い持病をお持ちの方
(ひどい心筋梗塞を起こしたことがあって歩くのもしんどいような方など)、
などでは点滴の種類や本数が増えることがあります。
しかしその場合でも大抵は全身麻酔がかかって眠ってから追加の針を刺すことが多いです。
患者さんの具合や手術の内容によって変わってきますので、
正確なところは主治医の先生や麻酔担当医にお聞きになってください。
# by narkome_d | 2009-04-24 21:48 | これから麻酔を受けるのですが

手術後の硬膜外麻酔を延長してもらうことは出来ますか?

Q;
こんど2回目の帝王切開を受けます。
1回目の帝王切開のときには
背中に痛み止めのチューブを入れてもらいました。
手術した夜はほとんど痛くなかったのに、
次の日の朝にチューブを抜いてからは激痛が襲ってきて
大変な思いをしました。

思ったのですが、あのチューブを
もっと長い間入れておくことはできないものなのでしょうか?
チューブを抜くのが今からこわいです。


A;
痛み止めのチューブとは、
硬膜外麻酔のカテーテル(硬膜外カテーテル)のことですね。
主治医の先生・麻酔科医師と、ぜひ御相談下さい。
ご希望により可能な場合もあると思います。

帝王切開の後のチューブは
もう少し長い間(2~3日)入れておく病院も多くあります。
確かに2~3日間入れておければ、
傷の痛みがだいぶ治まってからチューブを抜くことになるので
お母さんは楽に過ごしていただけるのではないかと思います。

しかし最近では、以前(2~3日入れておく)よりも早め(一晩)で
チューブを抜く病院が増えました。
足の血管が詰まってしまう(エコノミークラス症候群)のを予防するために
血を固まりにくくする予防薬を使うことが増えたため、
予防薬を手術後に始める前に
硬膜外カテーテルを抜いた方が安全な場合も多いからです。

前回の帝王切開で翌朝に抜かれた理由はわかりませんが、
上記の理由の他には、
硬膜外カテーテルを翌朝以降も入れておくと
痛み止めが足にも効いてしまう場合があり、その場合には
足に力がうまく入らなくて歩きにくかったり転びやすかったりして
危ないことがあるので、それを嫌って
すべての患者さんで早めにカテーテルを抜いたほうがいいと考える先生もいる
という理由によるのかもしれません。
また実際に使ってみて副作用(血圧低下や嘔吐、足のしびれ)が強く出る場合には
個々の場合により硬膜外麻酔を早めに中止することもありえます。

最近では薬の工夫などにより
硬膜外麻酔がなくても腰椎麻酔(脊椎麻酔)だけでも
長い時間の痛みを和らげられるようにしている病院もあるようです。
それらも含めて、病院のシステムなどの事情にもよりますから一概には言えませんが、
なるべく術後の痛みを抑えたいというご希望を伝えて
ぜひ主治医の先生・麻酔科担当医とご相談してみてください。
# by narkome_d | 2009-02-04 20:33 | これから麻酔を受けるのですが

円錐切除は全身麻酔でも受けられますか?

Q;
子宮頚部の上皮内癌とわかり、円錐切除を受けることになりました。
腰椎麻酔で行うと説明されました。

以前に虫垂炎で腰椎麻酔を受けた時に
麻酔の後遺症(?)の頭痛でとてもしんどかったので
正直気が重いのですが、
円錐切除は全身麻酔で受けることはできないのでしょうか?


A;
円錐切除を全身麻酔で行っている病院も数多くあります。
まずはおかかりの先生に相談してみてください。
ちなみにわたしの勤めている病院では、
患者さんのご希望にもよりますが
全身麻酔でこの手術を受ける患者さんの方が多いです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

腰椎麻酔(=脊椎麻酔)よりも全身麻酔の方が危険なのではと
心配する声はよく耳にします。しかし実は、
特に持病をお持ちの方でなければ
専門の医師(麻酔科医)が麻酔を担当する場合には
全身麻酔だからと言って特別危険性が高くなるということはありません
(言い換えると、腰椎麻酔でも全身麻酔を受けるのと同じくらいの
 危険性を覚悟しなくてはいけないということでもあるのですが)。

それを踏まえたうえでご説明すると、
どんな麻酔方法がいいのかというのは
・手術の内容
・患者さんの状態(持病など)
・病院のシステム
・患者さんのご希望
によって変わってきます。
原則として上の方がより重要となることが多いです。

このうち手術内容に関しては、
(傷のところに麻酔薬を打つような局所麻酔で行えるごく小さい手術を除くと)
全身麻酔で行わない方がいいものは実はごく一部です
(例えば内視鏡の前立腺手術や帝王切開がそれにあたります)。
それ以外でしたら、「手術だけに関して言えば」
腰椎麻酔で行える手術ならば全身麻酔でもかまわない
(医学的には同等の危険性である)場合がほとんどです。

次に、持病をお持ちの方などではそれを考慮する必要があります。
円錐切除術の場合ですと、
喘息をお持ちの方、またとても太った方などでは
全身麻酔を避けた方がいい場合があります。
また妊婦さんの場合にはまず腰椎麻酔の方がいいでしょう。
逆に、腰椎の病気(腰椎椎間板ヘルニアなど)や
パニック障害をお持ちの方などでは全身麻酔を
勧められるかもしれません。

また意外かもしれませんが、個々の病院が持つシステムによっても
どの麻酔方法がいいのかは変わってくることがあります。
例えばその病院の麻酔担当の先生が全身麻酔に慣れていない場合、
術後を看る看護師さんの体制が全身麻酔にあまり適さない場合、
などはそれによってお勧めの麻酔方法が決まってくることがあるのです。

また、麻酔料金は全身麻酔の方が高くなりますので、
経済的なお悩みをお持ちの方には
(どちらの麻酔でも危険性は同程度と医学的に考えられる場合にのみ)
腰椎麻酔をお勧めすることもあります。
そのような要素も含めて、ご希望を踏まえた上で麻酔方法を決定することになります。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

まずは担当医にご相談ください。
不安が少しでも解消されて手術に臨めますように、お祈りしています。
# by narkome_d | 2008-12-22 00:53 | 麻酔法

麻酔に関するQ&Aとかなんとか。 まったりやってます。


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