腰椎麻酔の手術でも、指輪は外さないといけませんか?
2006年 06月 21日
今度手術を受けることになりました。腰椎麻酔で行います。
指輪が抜けなくなってしまったのですが、
指輪をはめたままでも問題なく手術できるのでしょうか?
A;
なんとか外せるように努力してみてください。
それでも外れなければ、主治医に相談してください。
たとえ下半身の手術でも、外せなければ
「切断するように」と言われることが多いと思います。
しかし手術などによっては、主治医や麻酔科医の判断で
外さずにできるかもしれません。
指輪をしていて心配なのは、
1)電気メスを使う手術の場合、指に電流が流れて
火傷ができる危険があること。(※1)
2)手術中に手がむくんで指輪がきつくなってしまい、
指先が死んでしまう危険があること。(※2)
です。
大切な指輪なのだとは思いますが、外して手術に臨むことをお勧めします。
※1)これは、火傷を防ぐ大きなシールを足に確実に張ることと、
指輪をした部分を手術中は絶対に金属に触れないことで
その危険を最小限にすることができます。
でも火傷を防ぐためには指輪を外すのが一番確実です。
※2)順調にいった手術ならばそういった危険は少ないですが、
手術中に不測の事態が起ったときにはそういったこともありえます。
不測の事態が起こってからでは指輪を切断する時間の余裕もないですので
やはり手術前に外しておくのが賢明です。